ダージリンはおそらく紅茶の中で最も有名なブランドであり、風味、コク、香りなども高い評価を受けている「紅茶のシャンパン」と呼ばれる程、完成された品種です。
アッサム種は紅茶の歴史にとってとても重要な品種です。それまで中国にしか生育していなかった茶葉をインドに広め、紅茶文化を世界に広める事に大きく貢献した品種だと言えます。
また、イギリス人が最も愛するミルクティーと相性が良い事でも有名です。
ニルギリは前述の通り、唯一、インド南部で生育している茶葉です。それだけに味も他の品種とは大きく違い、どちらかといえばスリランカの茶葉に風味が似ており、口当たりの良い飲みやすい紅茶です。
ドアーズはダージリンとアッサムの中間的な味わいを持った紅茶だと言われており、あまりクセがない事からブレンド茶の原料としても用いられます。特に秋に収穫されるドアーズはバラの香りがすると言われ、人気があります。